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総務部員の現場研修 3日目

こんにちは、総務部の永沼です。品質保証部での研修の内容をお伝えするのも最終日になりました。
前回はこちら☆→(https://yama-kin-recruit.com/blog/751/
これまでノギスやマイクロメータといった測定器を見てきましたが、測定器には他にも色々なものがありました(*’▽’)

 

  1. 研修3日目 ~測定器の仲間たち~

研修3日目も測定器の使用方法を学び、実際に測定練習を行いました。登場したのはダイヤルゲージ、てこ式ダイヤルゲージ(※1)、キャリパーゲージと呼ばれる器具です。
これらには2日目の測定器と大きく異なる点があります。ノギスのように対象の寸法を計測し、直接測定値を読み取るのではなく、これらはなにかしらの基準(0点)を必要とする「比較」測定器です。まず基準となる点を決めて、そこから測っていきます。

ダイヤルゲージは基準と比べて、どれだけ誤差があるかを測るための測定器ですが、平行度、平面度、同芯度(※2)等を調べるのにも用いられます。


上図のようなダイヤルゲージの標準型は測定子が上下に動きます。ダイヤルゲージは単独では用いず、ステム部分を「保持具」と呼ばれるスタンドのようなものに取り付けて測定を行います。(例:ハイトゲージ、マグネットベース、コンパレータスタンド etc.)

キャリパーゲージ(別称:テストインジケータ)は部品の内径の直径などを測ることができます。同じ内径を測る器具でもホールテスト(※3)と呼ばれるものもありました。前者は非常に小さい穴でも測定が可能で、後者は安定した測定が可能であるといったようにそれぞれに特徴があり、興味深かったです。

 

この3日間で、様々な種類の測定器があり、状況と測定物に合わせて測定器を変えていく必要があることがわかりました。

品質保証部での現場研修の紹介はこちらで終了となります。
次回の「総務部員の現場研修」は製造部での研修に移ります(∩^o^)⊃━☆゜.*

 

※1
てこ式ダイヤルゲージ

※2
平行度:2つ以上の平面や直線が、どれだけ平行になっているかを示す数値のこと。
平面度:平面の滑らかさ(均一性)を示す数値のこと。 製品の平面部分が、平行である二面の間に、はみ出ることなく収まっていること。
同芯度:円柱もしくは、円筒の物体の芯
(中心)のブレのこと。これが大きければ大きい程、ブレが大きくなる。

※3
ホールテスト