About山本金属を知る
創業から培った匠の技と最先端テクノロジーの融合。
これまで歩んできた道と、これからの未来を共に創る仲間へ。
伝統と革新
1965年より受け継がれる伝統
皆さんは、機械加工についてどんなイメージをお持ちですか?
匠と呼ばれる熟練技能者達が、黙々と機械と向き合って金属製品を作っているイメージでしょうか。
その通り。機械加工はその技術者の持つ経験と技術がものを言う世界です。弊社にも匠がいて、創業当時より弊社の金属加工に関する技術を受け継いできました。
匠の中でも、極めて優秀な技能を持ち、その技能の伝承と職人の育成に長年貢献してきた「なにわの名工」として、大阪府から3名表彰された実績があります。
匠が匠たる所以は、その技能の習得は一朝一夕にはいかず、しかも見た目や言葉では表されにくい暗黙知をその経験で身に着けているところにあります。だから、簡単には真似できない希少な存在となっているのです。
匠の技と
デジタルテクノロジーの融合
半世紀に亘り匠の技で金属加工技術を磨き高めてきた山本金属が次に取り組んだのは、金属材料の特性を分析し評価することでした。
2011年に岡山に研究開発センターを設立し、基盤技術である「精密加工技術」の高度化と「計測評価技術」の開発・発展に注力しています。
言い換えると、今まで匠の経験と勘で培われて来た機械加工分野において暗黙知とされていた部分を「見える化」することに取り組んでいます。
その方法とは、金属を加工する時に発生する物理現象をモニタリングし、データ化し、分析すること。
例えば、熱や力や振動、材料の変型だったり、匂いだったり様々です。
加工と同時に物理現象を計測、データ分析することで、経験や勘に頼らずに最適な加工条件や加工方法を決定することができるようになります。
また、従来製造現場の仕事では、たくさんの単純作業が存在します。生産人口の減少を見越して、ロボットの導入、ロボットシステム開発にも全力で取り組んでいます。まさに、匠の技とデジタルテクノロジーの融合です。
地域未来牽引企業として
日本が直面している超高齢社会に伴い、今後製造現場の人手不足が一層深刻化することは避けられず、匠や熟練技能者も少なくなっていきます。
弊社では、技能伝承・技能教育事業の一環として、技術開発アプリ等の教育コンテンツツールを自社開発し、データを活用したものづくり高度化教育システムの構築に取り組んでいます。今後は、社内だけでなく地域の中小企業において高齢化する熟練技能者の技能伝承や、国内の人材不足を補うためこれからますます増えていくであろう外国人社員の教育ツールとしての活用も視野に入れています。
また、弊社の取組への評価と今後の期待を込めて、経済産業省より「地域未来牽引企業」として選定されました。
「地域未来牽引企業」とは、地域の特性を生かして高い付加価値を創出し、地域の事業者等に対する経済的波及効果を及ぼすことにより地域の経済成長を力強く牽引する事業に今後取り組むことが期待される企業を指します。今後も地域一体となる成長を促し、経済を牽引するにふさわしい中核企業となるべく、更なる付加価値創出に努めます。