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ルポ連載:女性のキャリアを考える(3)

 こんにちは、採用担当の永友です。弊社で働く女性社員のリアルに迫る連載シリーズもいよいよ最終回となりました。今回は時短社員の方にキャリアについて質問形式で掘り下げてインタビューにお答え頂きました。

Q1.  時短勤務で職場復帰して大変だと思うこと、具体的なエピソード等あれば教えてください。
A1. 自分自身の自由な時間がない、という点が大変だと感じます。平日の仕事から帰宅後は、夕食の準備に始まる家事全般、子どもの世話等ゆっくり一息つく暇もありません。日々、慌ただしく過ぎていくのが現実です。また、子どもの急な発熱による欠勤や、保育園からの呼び出し対応も業務の引継ぎや調整が大変だなと感じます。

Q2. Q1の内容を踏まえてそれでもプラスになると思うこと、得られること、よかったことを教えてください。
A2.  忙しい毎日ですが、自分自身が社会と繋がる時間を持てるということが、コミュニティの幅も広がり復帰してよかったと思います。また、子どもを保育園に通わせたことで、毎日、先生やお友達からたくさん刺激をもらうことができ、日々成長が感じられます。私が職場復帰することで、集団生活から学べる様々な経験を子どもにさせてあげられたこともよかったと感じます。


Q3.
 社会人の後輩や、仕事について考える学生に向けて、キャリアを身につけるために今しておくべきこと、おすすめすることがあれば教えてください。
A3.  子育てをしながらの時短勤務になると、外出や出張が難しかったり等、やはりどこかで必ず制限がかってしまいます。是非、自由に使える時間があるうちに、様々なことに興味を持ち、前向きにチャレンジして欲しいと思います。その貴重な経験は復帰後、必ず役に立つと思います。

Q4.  もっと女性(特に産休育休を活用し、長くキャリアを続けたいと希望する人)が活躍し、働きやすい社会になるための企業や社会へ要望があれば、率直に教えてください。
A4.  企業や社会には、女性社員の多様な働き方を受け入れる体制やさらに充実した制度づくりを望みます。また、女性1人が家庭と仕事を両立するという認識ではなく、夫婦で共に協力しあっていける環境が必要だと感じます。そのためにも、男性が育児に協力しやすい職場環境がさらに整っていくと、より女性が働きやすくなると感じます。

 リアルなご意見、ありがとうございました。やはり一言で子育てしながら働くと言っても、一筋縄ではいかないし、相当の覚悟と犠牲にしなけばならないものも出てきます。でもそれ以上に得られるものもとても大きいと感じました。きっとお母さんとお子さん、そのご家族にとって貴重な財産となるものと思います。
 そして、なんと今回の連載インタビューにご協力いただいたKさんは、2回目の産休に入られ、先日元気なお子さんを出産されました!!おめでとうございます!

 Kさんはまた育休を経て職場復帰を希望されているとのことで、一言メッセージをいただきました。

 「先日、第二子の女の子を出産しました!新型コロナウイルスの影響で、長男の保育園は休園になり、平日は元気いっぱいの2歳の長男と、生後2週間の娘との3人の生活が始まりました。こども2人と過ごせる時間は楽しいものの、とっても大変というのが正直な感想です。予測できない事態が起こるのは、仕事も育児も同じですね…。
 来年の4月には職場復帰を考えていますが、正直、2人の子育てをしながらの復帰はどんな毎日が待っているのか今は想像もつきません。それでも、やはり子育てだけでなく、私自身も刺激や社会との繋がりを求めて働きたいというのが前回、復帰して感じたことです。来年4月の職場復帰に向けて、まずは子どもたちとの日々を満喫したいと思います。」

 近年、就職してからも長くキャリアを続けたいと希望する学生さんは最近とても多いと感じます。人生80年(いや、100年!?)と言われる現代ですから、社会人生活は必然と長くなります。結婚・出産を希望する女性にとって、仕事を続けやすい環境のある職場かどうかは会社選びの重要なポイントになってくるかと思います。仕事内容や会社の雰囲気も大切ですが、長い目で見て自分が働き続けられそうな環境かどうか、しっかり就職活動を通じて見極めていってもらいたいと感じます。弊社では、選考を通じて入社までに様々なキャリアを持った先輩社員との意見交換の場を設けています。是非、会社選びの参考にしてくださいね。
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